2018-01-01から1年間の記事一覧
「中身のない人ほどよくしゃべるということのたとえ」(故事ことわざ辞典より) 相手が知らない知識を断片的に集め、披露するのはそう難しいことではありません。 難しいのは、そして大切なのは、眼前の相手が博識なのか浅識なのかを見極めること。
「ありのままの自分の心を知ること」(cf.Wikipedia) 子どもの如く直情的に喚き散らす姿が、ありのままの自分でしょうか。 他人の目を気にして、他人に合わせて振る舞う姿が、ありのままの自分でしょうか。
「この世界のすべてが、結局はすべて苦であるということ」(コトバンクより) ここでの「苦」とは「思い通りにならない」ということ。 この世界は、どうにもならない、自分の思い通りにならないことで満ちている。
他者への批判は自らにも跳ね返る諸刃の剣。その刃を受け止められるか。 泣いて馬謖を斬るとは 故事成語の1つ。規律や秩序を守るために情に流されずに違反した者には厳しい処分を行うこと。 中国の三国時代の蜀の武将である馬謖が、街亭の戦いで諸葛亮の指示…
「成り行きに任せて生きるのがよい」(故事ことわざ辞典より) 複雑にして不確定要素の多い先行きを案じるのではなく(風が吹けば桶屋が儲かる) もっと単純に、シンプルに、今、目の前にある世界をただ精一杯生きた方が良い。
「小さな欠点を無理に直そうとして、全体をだめにする」(故事ことわざ辞典より) 「これが正義だ、常識だ、世界の潮流だ」などのシンプルな言葉は力強いものですが、 対する世界はそんな単純ではなく、ただ良いものを取り入れれば良いとは限りません。
「相関関係は因果関係の前提に過ぎない」(cf.Wikipedia) こんなサイトで統計学の専門的な話に言及しても誰も得をしないと思うので、 あくまで『因果推論』という漠然とした“ものの捉え方・考え方”についての話。
「悪政は人を食い殺す虎よりも恐ろしい」(故事ことわざ辞典より) 「なんもかんも政治が悪い」なんて言いますが、民主主義での悪政は国民の自業自得。 しかし、では何が正しくて何が悪政なのか、その見極めも容易ではないのが難しい所。
「立派な人物は、過ちに気づけば即座にそれを改める」(故事ことわざ辞典より) 信じることが目的と化し、宗教化したが故に、考えを改められない人もいるでしょう。 逆に、大人物であるが故に、素直に自らの過ちを認め,改められる人もいるでしょう。
「争わないで相手に勝ちを譲ったほうが自分にとって有利」(故事ことわざ辞典より) 前回で議論の虚無性的なことを語っておきながら今回議論の話をするのもアレですが、 今回はあくまでも、互いに建設的な議論を模索することを前提とした上での話。
「道理の通じない者や権力者にはどうやっても勝てない」(故事ことわざ辞典より) 議論は相手を変えられません。あくまでも相手が、自身の意思で、勝手に変わるだけ。 ならば議論で大切なのは相手ではなく、それを通して自分が何を得られるかでしょう。
「物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと」(故事ことわざ辞典より) 諦めずに木に登り続けていれば、いつかは魚を… 猫や海鳥が偶然落としてくれる可能性もゼロではないから世界はややこしい。