2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

月とすっぽん - その共感に無知の知は伴っているか -

「二つのものの違いがあまりに大きすぎて比較にならない」(故事ことわざ辞典より) 実際に当事者として体験してみなければ、当時者の気持ちはわからないでしょう。 そして例え似た経験をしていると思っていても、それが本当に似ている保障などない。

遺伝的多様性 - 自分と他者は同じ人間でも、異なる個体である -

「ある一つの種の中での遺伝子の多様性」(cf.Wikipedia) 生物はその多様性を確保するため、常に新たな遺伝子を持つ個体を生み出しています。 ならば、常識から外れたイレギュラーな個体も、いない方がむしろ不自然でしょう。

大事の前の小事 - その行為の代償は何か -

(故事ことわざ辞典より)「大きな事を成しとげようとするときは… 1. 小さな事を軽んじてはならない。ちょっとした油断が大失敗を招く。 2. 小さな犠牲にはいちいち構っていられない」 3. …などという矛盾のたとえ

小異を捨てて大同に就く - 世界は自分を待ってはくれない -

互いに自らの誤りを認め、相手の正しさを尊重できる度量があることが前提条件ですが 不毛な議論を重ねるくらいなら、“議論をするために”ことを進めるのも一興でしょう。 小異を捨てて大同に就くとは 意味 小さな異見から離れて、大勢となっている同意見に従…

論より証拠 - 主観は議論の抵抗物である -

「口先で議論を重ねるよりも、証拠を出したほうが明確」(故事ことわざ辞典より) A「○○細胞を発見しました!この発見にはあんな苦労やこんな理想が…」 B「感動的だな。だが無意味だ。貴方の主観はいいから証拠を見せてくれ。」

無理が通れば道理が引っ込む - 無理は通さず、しかし正義に驕るな -

「俺が何をしようが、お前には関係ないやろ!」…とは限らないのでしょう。 無理が通れば道理が引っ込むとは 理に合わないことが世にはびこる時は、道理にかなった正しいことは行われなくなること。間違ったことが堂々と行なわれると、正しいことが行なわれな…

蟻の穴から堤の崩れ - 目先の行動の先にある崩壊は見えているか -

「わずかな油断や手違いで重大な物事が駄目になることのたとえ」(JLogosより) 別名『蟻の一穴』。規則やルールに厳格すぎて融通が利かないのは問題だと思います。 しかし同時に、それを破ること、特例や前例を作ることの重みを侮ってはなりません。

塵も積もれば山となる - 目先の行動の先にある山は見えているか -

「小事をおろそかにしてはならないという戒め」(故事ことわざ辞典より) 人間、目先の塵を見つめ、観察するのは得意でしょう。 しかし、その塵が積もり、山となった姿を想像することは意外と難しいものです。

PDCAサイクル - 行動のために計画し、計画のために行動する -

いくら企画段階でニーズがあっても、完成した頃にニーズがなくなっていては無意味。 PDCAサイクルとは Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(見直し)という政策サイクル。 P段階での代替案の検討と評価を行った上で、このサイクルを回す必要があ…