人は交わる人次第で良くも悪くも、少なからず影響を受けて変わるものだと思います。
- 純真な(白い)者も、朱い仲間を作ると、同じく赤くなってしまうのでよろしくないこと。儒教的な観念である。 続きを読む
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本人の意思によってのみ、人は“自然と”変われる
部下や子供のモチベーション(やる気)を向上させるマネジメントやコーチング、
この手の話や手法って結構昔からありますよね。
こうした技術が発達したお陰で現在は以前よりモチベーションの高い優等生ばかりに
…なってないですよね、不思議なことに。「あれれ〜おかしいぞ〜」
結局、他者のモチベーションを思い通りに変えることなど恐らく無理なのでしょう。
もしそんなことができるなら、それはもはや洗脳やマインドコントロールの類いです。
それでは、たまに耳にする「生徒のやる気を引き出すスーパー教師」だとか、
「社員の意識改革による業績回復を成し遂げたスーパー経営者」だとか、
そういう話はただの偶然なのか、デマなのかと問われれば、そうとも思いません。
ただし、それはそのスーパー教師やスーパー経営者の行った「手法が凄い」というより
あくまで「その個人が凄い」から周囲がその人の影響を受けただけであり、
『人こそ人の鏡』故、自分が変われば他者も変わる
という、それこそ朱に交わって赤くなった結果だと思います。
他者を変えたいのなら、他者の鏡に映る自分を変えることが大切なのでしょう。
某オサレ漫画的には「(他者を赤くしたいなら)俺自身が朱色になることだ」ですね
ちなみに「それはもはや洗脳やマインドコントロールの類い」なんて言いましたが、
新人研修や自己啓発セミナーなど、それに近い手法を用いている所は結構あります。
これらは時に逃げ場のない合宿形式で、参加者の体力や冷静な思考力を奪い、
集団心理や承認欲求を刺激し、そこへ巧妙に思想を刷り込ませたりします。
しかし、それをする側の合理性や必要性は理解できても、それでも洗脳は洗脳です。
そうして他者を強引に変えていれば、何らかの歪みが生じるのは当然かもしれません。
それが参加者の心の歪みであれ、反発や批判という第三者との歪みであれ。
今ここからの光景は、こんな感じ。
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