運・ご縁

空き樽は音が高い - 例えばこのサイトとか -

「中身のない人ほどよくしゃべるということのたとえ」(故事ことわざ辞典より) 相手が知らない知識を断片的に集め、披露するのはそう難しいことではありません。 難しいのは、そして大切なのは、眼前の相手が博識なのか浅識なのかを見極めること。

君子は豹変す - 眼前の相手は君子か、ただの気分屋か -

「立派な人物は、過ちに気づけば即座にそれを改める」(故事ことわざ辞典より) 信じることが目的と化し、宗教化したが故に、考えを改められない人もいるでしょう。 逆に、大人物であるが故に、素直に自らの過ちを認め,改められる人もいるでしょう。

木に縁りて魚を求む - 間違っているのは自分か、手法か、世界か -

「物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと」(故事ことわざ辞典より) 諦めずに木に登り続けていれば、いつかは魚を… 猫や海鳥が偶然落としてくれる可能性もゼロではないから世界はややこしい。

風が吹けば桶屋が儲かる - 元々の原因が明瞭であるとは限らない -

「風の吹き方」なんて小事から「桶屋の売り上げ」への連鎖を予測するなど無理難題。 風が吹けば桶屋が儲かるとは ことわざ。 ある出来事が、予想もしないようなところへ影響を及ぼすことの例え。転じて、当てにならない期待をすること。 また、因果関係の無…

PDCAサイクル - 行動のために計画し、計画のために行動する -

いくら企画段階でニーズがあっても、完成した頃にニーズがなくなっていては無意味。 PDCAサイクルとは Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(見直し)という政策サイクル。 P段階での代替案の検討と評価を行った上で、このサイクルを回す必要があ…

株を守りて兎を待つ - 専門家は革新を嫌う -

「古い習慣や過去に偶然成功した経験にこだわること」(故事ことわざ辞典より) 一度山の頂まで登り詰めた人間は、その居場所に固執し、環境の変化に柔軟に在れず、 新たにより高い頂が現れても、それを目指したがらない傾向があると思います。

人間万事塞翁が馬 - 目先の幸不幸にとらわれていないか -

伏線には計画的に張るものと“結果的に伏線と化すもの”の二種類があると思います。 人間万事塞翁が馬とは 故事成語の1つ。「人間の吉凶や禍福は予想ができない」ことを例えた言葉である。中国の前漢の武帝の頃に書かれた「淮南子」を典拠とする言葉。昔、中国…

計画的偶発性理論 - 計画的な偶然を求めて想定の外の世界へ -

「偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものに」(cf.Wikipedia) 「今回は運が悪かった、巡って来なかった」それは時に事実かもしれませんが、 この台詞を言っていいのは、きちんと相応の行動をした人間だけだと思います。

好機逸すべからず - 運を“つかみ取る”のも実力のうち -

「よい機会は逃してはならないということ」(故事ことわざ辞典より) 「今回は運が悪かった、巡って来なかった」それは時に事実かもしれませんが、 この台詞を言っていいのは、十分な努力と準備をした人間だけだと思います。

麻雀 - 確率論で構成される世界 -

『麻雀』というゲームは、世界の単純化モデルとして非常に優れていると思います。 麻雀とは マージャン 【麻雀】 〔中国語〕中国起源の室内遊戯。牌(パイ)を用い、普通、四人で行う。牌は直方体で、数牌三種の一〜九までと、字牌の三元(白板(パイパン)…

勇将のもとに弱卒なし - 上司の価値は部下の姿にこそ表れる -

「上に立つ者が優れていればその下につく者も優れている」(故事ことわざ辞典より) 「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」とでも言わんばかりの、 家臣を必要としない文字通り一騎当千の武将なんて、恐らく空想のみの存在でしょう。

影響の輪,関心の輪 - 眼前の事柄を正しく識別できているか -

「影響の輪にエネルギーを集中できる人こそが主体性を高められる」cf.)『7つの習慣』 関心の輪:自分が関心を持っている事柄のうち、自分がコントロールできないもの*1 影響の輪:自分が関心を持っている事柄のうち、自分がコントロールできるもの *1:厳密に…

顰に倣う - 他者の成功談を鵜呑みにしてはいけない -

物事の有用性は、その前提となる背景に依存するのだと思います。 顰(ひそみ)にならうとは 古代中国、呉に嫁いだ絶世の美女・西施の一挙一投足の振る舞いを、庶民がいちいちまねしたという故事から、考えもなしに人のまねをすることを言う。 続きを読む こ…