木に竹を接ぐ - 幹が曖昧なまま枝を生やそうとしていないか -

「ちぐはぐで調和や釣り合いがとれないこと」(故事ことわざ辞典より)

 

自身の視野を広げ、盲点を探すため、多くの人から意見を募ることは大切でしょう。

しかし、良い意見は寄せ集めれば良いというものではありません。

 

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彼方を立てれば此方が立たず - 目先の論理的正当性に驕っていないか -

「両方が納得する、また喜ぶようなことをするのは難しい」(故事ことわざ辞典より)

 

誰かにとっての正義は他の誰かにとっての悪であるように、彼方も此方も、

その両方を立てるのが困難なのは、何も人間関係に限った話ではないでしょう。

 

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風が吹けば桶屋が儲かる - 元々の原因が明瞭であるとは限らない -

「風の吹き方」なんて小事から「桶屋の売り上げ」への連鎖を予測するなど無理難題。

風が吹けば桶屋が儲かるとは

  • ことわざ。 ある出来事が、予想もしないようなところへ影響を及ぼすことの例え。転じて、当てにならない期待をすること。 また、因果関係の無さそうなものを、無理矢理こじつけた状態を言い表すことも。 類義:「大風が吹けば桶屋が喜ぶ 」「風が吹けば箱屋が.. 続きを読む
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和して同ぜず - 協調という大義名分に甘え、逃げ込んではいないか -

「人と協調はするが、主体性を失うようなことはしない」(故事ことわざ辞典より)

 

協調性を重視するあまり自分の判断を捨てた挙げ句「え、だって皆やってたから」

「皆そうだと言ってたから」などと後に言い訳する事態は避けたいものです。

 

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初心忘るべからず - 手段が目的と化してはいないか -

「始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けねばならない」(故事ことわざ辞典より)

 

慣れて油断した結果、思わぬ失敗をしてしまわぬよう、初心を忘れないのは大切です。

しかし、初心が大切な理由はそれだけではないでしょう。

 

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習うより慣れろ - というか、習う“ために”慣れよ -

「人や本から教わるより、練習や経験を重ねた方が良い」(故事ことわざ辞典より)

 

実戦や実践の伴わない学習は、言うなれば立派な楽器を買うだけ買って特に練習せず、

ただ自分の音楽感という名の妄想に浸っているだけに等しい…かもしれません。

 

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下手の考え休むに似たり - 他者に使われず、他者を使えているか -

「下手な者の長考は、時間を浪費するだけで、なんの効果もない」(コトバンクより)

 

馬鹿”とは本来頭が悪いことではなく、他者の言うことを妄信することでしょう。

しかし、他者の意見を妄信しないことと排他的になってしまうことはまた別の話です。

 

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